アレチノギク

もとは南米原産で世界に広く帰化した植物。日本には明治中期にもちこまれ広まったが,近年減少している。全体に灰白色の毛が生えている。主軸は夏に花をつけた後成長を止めるが,その後側枝が伸び秋に花を咲かせるか枯れてしまう。側枝は主軸よりも高くなる。

根生葉は羽状に深裂し,まばらで粗いきょ歯がある。茎生葉はきょ歯がほとんどなく,よじれるものもある。両面に軟毛が密生する。

茎の上部で分枝した枝の先に白い頭花を総状につける。頭花には雄花である白色の舌状花がたくさんあるが,小さく目立たない。両性花(管状花)は黄色で頭花の中央にある。主軸の花は夏に咲き,その後秋に側枝の花が咲く。

見分けのポイント

オオアレチノギクに比べて背丈が低く,頭花は大きい。