メンデル
プロフィール
Gregor Johann Mendel
オーストリア
1822年7月20日 ~ 1884年1月6日
おもな業績
- 遺伝の法則の発見(1865年) 親の特徴が子に受けつがれるのに規則性があることを発見した。
解 説
農家に生まれ,21歳まで苦労して勉強しました。その後,学問を続けるために修道院の司祭となりました。 1856年から8年間,修道院の庭で,エンドウを使って遺伝の法則の研究を行いました。1865年にその結果を発表したが,認められませんでした。
当時は,小さな変化が積み重なって進化が起こるというダーウィンの進化論が話題になっている頃で,それをうまく説明できるような遺伝のしくみが探し求められていました。しかし,メンデルの遺伝の法則は,何代たっても変化は起こらないことになっていて,受け入れられませんでした。
その後,修道院長になって忙しくなり,研究を続けることができなくなりました。「今に私の時代がくる」と周囲の人に言っていましたが,結局,認められることなく亡くなりました。
1900年になって,メンデルの発見はようやく世に認められ,高く評価されることになりました。