ダーウィン
プロフィール
Charles Darwin
イギリス
1809年2月12日 ~ 1882年4月19日
おもな業績
- 自然選択説の提唱(1859年) 環境に適した個体が,より多く子孫を残すことで進化が起こると考えた。
解 説
イギリスの裕福な家庭に生まれ,自然に親しむことが大好きな青年でした。はじめは医学を勉強していましたが,その後は博物学に興味をもつようになりました。
22歳のときから5年間(1831~36年),海軍の測量船ビーグル号に博物学者として乗りこみ,世界中の動植物を調査しました。帰国後,標本を整理していく中で,「進化」に気づきました。じっくりと何年もかけて,進化の理論を説明するためのさまざまな研究を積み重ねました。そして,1859年に「種の起源」を著し,独自の進化論を公表しました。この本がベストセラーになって,ダーウィンの進化論は広く知られるようになりました。
ダーウィンの進化論は,証拠となる事実も多く,説得力のある内容でした。しかし,「聖書の教えに反する」として,批判も多くありました。論争を好まないダーウィンに代わって,友人の科学者たちが進化論を守ったため,しだいに認められるようになりました。