りかびんPlus/6章 地球と宇宙

日食を観察してみよう(2008年度版>P.103 2009年度版・2010年度版>P.107)

2009年7月22日(水)に,日本で日食が見られる。日本全国で太陽の一部が月によって隠される部分日食になり,奄美大島,トカラ列島,屋久島,種子島などでは太陽が完全に月によって隠されてしまう皆既日食という大変珍しい現象を観測することができる。 皆既日食は,日本国内で観測されるものとしては,46年ぶりになる。また,同じ場所では平均して360年に1度程度しか見ることができない。

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ダイヤモンドリング(2008年・中国)
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コロナ(2008年・中国)

日食の見られる時間帯や太陽の欠け具合は,地域によって異なる。太陽がもっとも欠けて見えるのは午前11時前後だが,詳しくは皆既日食の情報(国立天文台)などを参考にするとよい。

なお,日食を観察するときは,肉眼や望遠鏡,双眼鏡などを使って直接見てはいけない。目を痛めたり,失明する危険性がある。観察には,専用の日食グラスを使用したり,望遠鏡で太陽投影板に投影して観察する。また,ピンホールを使った観察方法や,木漏れ日の形を観察するのもよい。 黒い下敷き,フィルムの切れ端,すすをつけたガラス板などは光が十分に遮断されなかったり,赤外線を通してしまうため使用してはいけない。

2009年はガリレイが望遠鏡で天体観測を始めた1609年から400年目にあたる。このため,国際連合,ユネスコ(国連教育科学文化機関),国際天文学連合は,2009年を「世界天文年」とした。これにあわせ,各地の科学館やプラネタリウム,公開天文台などでは,観望会や展示会などのイベントが企画・実施されている。日食の観望会や観察方法のレクチャーなども各地で行われるので,ぜひ参加してみよう。
世界天文年2009ホームページ