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世界史おすすめ50冊

一番おすすめ

特に読んで欲しい三ツ星本にようこそ!

ここでは特に読んで欲しい本を簡単に紹介します。 まずは概要をつかんで、自分の読みたい本を絞り込んで下さい。

『世界史を動かした「モノ」事典』

宮崎正勝(まさかつ)他 日本実業出版社 2002年 272頁

「政治史」だけでは捕らえきれない「日常生活」の歴史的大変動を、具体的な「モノ」に着目しながら記述している。レンガ・マッチ・サツマイモ・ワインなど90ほどの「モノ」の背後に秘められた、意外な世界史の逸話を、各2〜3ページで分かりやすく解説する。

『馬の世界史』

本村凌二(もとむら・りょうじ) 講談社現代新書1562 2001年 272頁

何千種類というほ乳類の中で人類が家畜にし得たのは、犬・猫・羊・山羊・牛・豚・馬・ロバ・ラクダなど、ほんの10種類ぐらいである。その中でも、人間と馬との出会いは最大級の衝撃であるとする筆者は、人類の文明は馬によって数千年も早く進展できたと考える。

『大モンゴルの世界』

杉山正明 角川選書227 1992年 336頁

モンゴル帝国は、13世紀に人類史上最大の版図をユーラシア大陸に拡げた。とかく「破壊者、殺戮者」というイメージで見られるが、融通性のある独特の集団原理をもち、比類のない統治、経済政策によって、東西ユーラシアを陸と海で結んだ。世界国家「大モンゴル帝国」を、全く新しい発想によって描く。

『ペスト大流行』

村上陽一郎 岩波新書225 1983年 208頁

14世紀半ば、黒死病とよばれたペストの大流行によって、ヨーロッパでは3000万人近くの人々が死に、中世封建社会は根底から揺り動かされた。科学思想史を専門とする著者が、史実に基づきながら豊富なエピソードを交えて、ペスト流行と当時の社会情勢との関係・歴史的背景を説明する。(一部カバー紹介文より)

『自分のなかに歴史をよむ』

阿部謹也(きんや) 筑摩書房 1988年 212頁

なぜ日本人がヨーロッパの歴史を学ぶのか。昔のヨーロッパの人々が毎日をどのような思いで暮らしていたか、どうしたら分かるのだろう。歴史とは過去の事件の流れを追うことと今までは考えられていたが、それに対してこの本では、著者が確立した新しい歴史学の方法を、中世ヨーロッパに生きる人々の日常生活を例にして、分かりやすく語り口調で紹介している。

『動物裁判』−西欧中世・正義のコスモス−

池上俊一 講談社現代新書1019 1990年 240頁

西欧中世においてしばしば動物裁判なるものが行われていた。動物の裁判や処刑は決して例外的で孤立した出来事ではなく、むしろ常態として13世紀から数世紀の間ヨーロッパ各地で活発に行われていた。本書は動物裁判をただ奇怪な現象として記述するにとどまらず、これが展開された時代の文化と社会全体の趨勢、とりわけ、自然と文化、自然と人間の関係を掘り下げて、その意味を分析している。

『時計の社会史』

角山栄(つのやま・さかえ) 中公新書715 1984年 256頁

時計を離すことがない現代人の生活スタイルは、どのような事情でできあがったのだろうか。シンデレラはどうして午前0時を知ったのだろうか。『奥の細道』を歩いた芭蕉は時計を持っていたのだろうか。ハイドンの交響曲「時計」はどのようにして生まれたのだろうか。時計の歴史を通して、中世から近代にいたる人間の生活意識の変化を分かりやすく解説している。

『世界を変えた野菜読本』

シルヴィア・ジョンソン 晶文社 1999年 192頁

アメリカ大陸発見によって世界に初めて伝えられたトウモロコシ・ジャガイモ・トウガラシ・トマト・インゲンマメ・ピーナツ・カカオなどの野菜や植物は,世界の歴史を大きく変えた。それぞれの原産地から現在の食卓にいたるまでの歴史的過程を簡潔で分かりやすく解説する。また、巻末ではその他のアメリカ大陸原産としてカボチャ・キャッサバ・パイナップル・バニラ・アボカド・ベリー・ナッツにも触れている。

『茶の世界史』

角山栄 中公新書596 1980年 240頁

16世紀にヨーロッパ人が日本を訪れて発見したものは多くあるが、その最大のものは「茶の湯」文化であった。ヨーロッパ人は茶に魅せられ茶を求めた。茶と綿織物の需要・消費を促進剤として伸長したイギリス資本主義とその後の展開を、「茶」の世界規模での歴史的変遷を中心に記述している。

『砂糖の世界史』

川北稔 岩波ジュニア新書276 1996年 216頁

アフリカから連れてこられた黒人奴隷によってカリブ海で生産された砂糖は、そのほとんどがヨーロッパで消費された。3つの大陸を結びつけた「世界商品」砂糖から、近代の「世界的つながり」と人々の暮らしぶりが見えてくる。

『サンタクロースの大旅行』

葛野(くずの)浩昭 岩波新書591 1998年 240頁

「サンタクロース」のルーツは、1700年ほど前に今のトルコあたりで活躍した聖ニコラウスのことであるといわれる。しかし、なぜトルコなのにサンタは「トナカイ」を連れているのか? なぜ靴下をおいておくとプレゼントがもらえるのか? 文化人類学の専門家がこのような素朴な問いに次々に答えてくれる。

『コーヒーが廻り世界史が廻る』−近代市民社会の黒い血液−

臼井(うすい)隆一郎 中公新書1095 1992年 248頁

東アフリカ原産のコーヒーは、イスラム神秘主義(スーフィズム)の教団で聖なる飲み物として珍重された。トルコからヨーロッパへと伝わったコーヒーは、いわゆるコーヒーハウスを生み、近代市民社会形成の歴史にも深く関わっていく。コーヒーをめぐる世界の歴史を豊富なエピソードとともに紹介する。

『物が語る世界の歴史』

綿引(わたひき)弘 聖文社 1994年 400頁

金属・宝石、石炭や石油、鉄道・帆船・自動車、地図、バナナ・ゴマ・ジャガイモ・サツマイモ・塩・砂糖・コーヒー・紅茶・ビール・タバコ、紙・ゴム・石けんなど50以上の様々な種類の「物の歴史」をそれぞれ10頁前後で概説した本。身近な「物」から世界史の世界へ入っていくのに最適。