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世界史おすすめ50冊

次に読みたい

次に読みたい二ツ星本にようこそ!

ここでは次に読んで欲しい本を簡単に紹介します。 まずは概要をつかんで、自分の読みたい本を絞り込んで下さい。

『カヌーとビーヴァーの帝国』

木村和男 山川出版社「ヒストリア009」 2002年 200頁

カヌーとビーヴァーに象徴される北米毛皮交易は、これまで世界史研究ではほとんど取り上げられなかったが、その世界的広がりは意外に大きく、カナダはヨーロッパやユーラシアにまで広がる毛皮ネットワークの中心であった。

『国家の誕生』

白井春男 授業を創る社「人間の歴史」シリーズ第4巻 1987年 208頁

エジプト、メソポタミア、インド、中国の古代文明や、日本の邪馬台国などに共通するものは何か? 元小学校教師の著者が自らフィールドワークを行い、集めた豊富な写真資料を掲載しながら、古代国家の共通構造の解明に迫る。

『聖書』

赤司(あかし)道雄 中公新書105 1966年 216頁

聖書を知らずに世界の文化を知ることはできない。「13日の金曜日」と「最後の晩餐」との関係、キリスト教でぶどう酒やパンが持つ特別の意味、新約聖書とイェスの誕生物語、受難から十字架の死までの具体的な史実など、厳正な歴史的解釈によって聖書の内容と精神を科学的に分かりやすく解説している。

『スパルタクスの蜂起』

土井正興(まさおき) 青木書店 1988年 264頁

コロッセウムでは、剣闘士奴隷同士の試合や剣闘士奴隷と猛獣との決闘が毎週のように催された。誰が何のためにこのような残酷な見世物を提供していたのか? 見ていたのはどのような人々だったのか? 剣闘士奴隷とその蜂起を通して、古代ローマ帝国の構造が理解できる。

『科挙』

宮崎市定(いちさだ) 中公新書15 1963年 232頁

中国では妻がみごもったことがわかると、傍らで詩経という書物を読んで聞かせたという時代がある。科挙に合格できる賢い男の子が生まれて欲しいという一種の胎教である。今から1400年以上も前にでき、20世紀まで存続した官吏登用試験制度「科挙」を通じ、多くの事例を紹介しながら中国社会を解明する。

『イスラム・ネットワーク』

宮崎正勝(まさかつ) 講談社選書メチエ 1994年 296頁

『千夜一夜物語』には、アフロユーラシアにまたがる広大な交易ネッワークの上で活躍した商人の話が多く収められている。本書は、ヨーロッパや中国を主軸に据える従来の「世界史」に対し、「ネットワーク論」を用いて「世界史成立の起点」がイスラム・ネットワークにあることを明らかにしている。

『実録 アヘン戦争』

陳舜臣(ちん・しゅんしん) 中公新書255 1971年 224頁

林則徐がアヘンを投げ捨てたことをきっかけにして起きたアヘン戦争は、イギリスによるアヘン貿易強行のための中国侵略戦争であったが、それだけではない。この「西からの衝撃」によって東アジア全体が大きな影響を受けたのである。小説『阿片戦争』を書いた著者が、豊富な資料を使って事件の推移を再現するように書いた実録である。

『私は黒人奴隷だった』−フレデリック・ダグラスの物語−

本田創造(そうぞう) 岩波ジュニア新書131 1987年 224頁

私たちの想像をはるかに越えた奴隷という逆境から身を起こしたフレデリック・ダグラスは、「アンクル・トムの小屋」やリンカーンと同じ時代に生き、奴隷制度に対し命をかけて挑んだ。アメリカ合衆国を差別と偏見のない、真に自由で平等な国にしようと闘った彼の生涯を描く。血の通ったアメリカ奴隷解放史を展開している。

『ナイチンゲール』

長島伸一 岩波ジュニア新書230 1993年 224頁

クリミア戦争での活躍で有名なナイチンゲールの生涯や、彼女の著作物を分かりやすい文章で紹介している。ナイチンゲールの生きた産業革命後の「19世紀という時代」の特徴を示し、その“陰”の部分も含めて、イギリス社会の実像を浮かび上がらせる。

『国民国家とナショナリズム』

谷川稔 山川出版社「世界史リブレット35」 1999年 84頁

オリンピックやワールドカップをテレビで見ていて,思わず知らず熱狂的ナショナリストになっている自分に気がつくことがないだろうか。私たちが無意識に身につけてしまっているこの国民意識を支えている国民国家の生成について、近代ヨーロッパを中心に分析している。

『白バラは散らず』−ドイツの良心ショル兄妹−

インゲ・ショル 未来社 1964年 164頁

ナチスの巧妙な青少年獲得政策に一度はだまされ、ヒトラー青年団(ユーゲント)に入隊したが、その間違いに気づき、脱退して抵抗運動のリーダーとなった少年ハンス・ショルの短い生涯を、妹のインゲ・ショルが記した実話。

『キング牧師』−人種の平等と人間愛を求めて−

辻内鏡人(つじうち・まこと)・中條献(ちゅうじょう・けん) 岩波ジュニア新書221 1993年 224頁

アメリカ公民権運動の指導者として、非暴力抵抗運動の先頭に立って闘い、志半ばで凶弾にたおれたキング牧師。「私には夢がある。それは、いつの日か、かつての奴隷の息子と、奴隷所有者の息子が、兄弟として同じテーブルにつくことだ。」人間愛に満ちた社会の実現をめざし、39 年の生涯を燃焼した、その足跡をたどる。(カバー紹介文より)

『シルクロードの大旅行家たち』

加藤九祚(きゅうぞう) 岩波ジュニア新書317 1999年 224頁

張騫、玄奘(三蔵法師)、ルブルック、マルコ・ポーロ、イブン・バットゥータなど西域、インド、ヨーロッパ世界から東アジアまで困難をものともせず命がけの旅をして、東西文明の交流と相互理解に重要な足跡を残した7人の旅行家の生涯を、一人20頁から40頁ほどで分かりやすく簡潔に紹介している。

『チョコレートの歴史』

ソフィー・D・コウ/マイケル・D・コウ 河出書房新社 1999年 400頁

チョコレートの歴史がこの一冊で分かる。チョコレートの原料カカオの歴史を見ながら、マヤ文明・アステカ文明の謎にいどんだ最新の研究である。コロンブスやコルテスらとカカオとの出合い、砂糖入りチョコレートの誕生過程、産業革命とチョコレート、現代史との関わりなど興味深い話題が多い。

『沖縄からアジアが見える』

比嘉(ひが)政夫 岩波ジュニア新書327 1999年 240頁

沖縄は東アジアの海と東南アジアの海を結ぶ位置にある。沖縄文化の根源を追求すると、アジア各地の古くからの文化との関わりに行きつく。比較民俗学の成果に基づきながら、沖縄と影響し合ったアジア各地のさまざまな文化とその交流に触れ、「自らの文化を掘り下げ、理解する」ことの大切さを教えてくれる。

『食文化の中の日本と朝鮮』

鄭大聲(チョン・デ・ソン) 講談社現代新書1116 1992年 232頁

すし・酒・漬物・豆腐・焼肉、それに釜や匙(さじ)にいたるまで、日本の日常的な食生活・食文化の多くが、朝鮮半島に起源を持つ。両国の人々の交流の中で、それぞれの文化が相互に伝播しあい、生活の中で発展、定着している。日本・朝鮮両国の文化交流史が、食文化を通して分かりやすく語られる。

『物語アメリカの歴史』

猿谷要(さるや・かなめ) 中公新書1042 1991年 304頁

アメリカ史を専門とする著者が、今まで何度か旅したアメリカ各地の体験談やエピソードを交えながら、合衆国建国前から冷戦後の現代に至るまで、アメリカ史をコンパクトに、かつ分かりやすくまとめている。

『「民族」で読むアメリカ』

野村達朗(たつろう) 講談社現代新書1099 1992年 256ページ

近代世界史は国際的な人口・労働力移動の時代であった。その過程でアメリカ合衆国は形成されてきた。白人やアメリカ・インディアンの他、黒人、ヒスパニック、アジア系、ユダヤ系など、それぞれが別の事情で移民し、「人種のサラダボール」のごとく生活している。彼らの歴史を語ることがそのままアメリカ合衆国の歴史を語ることになる。

『物語ラテン・アメリカの歴史』−未来の大陸−

増田義郎(よしお) 中公新書1437 1998年 280頁

かつては(マヤ・アステカ文明やインカ帝国など)高度の神殿文化を生み出しながら、16世紀以来ラテン・アメリカはつねに外部の世界に従属してきた。スペイン・ポルトガルの征服と植民地支配、イギリスはじめ列強の経済的支配、アメリカの政治的影響……。ラテン・アメリカ諸国は共通の文化的伝統を基盤に、いかに苦悩の歴史と訣別し、自立と自己表現を達成するか。恐竜の時代から現代まで、長大なタイムスケールで描く。(カバー紹介文より)

『森を守る文明 支配する文明』

安田喜憲 PHP新書029 1997年 246頁

気候変動と人類の生活・歴史の関係を科学的に解明する「環境考古学」の確立者である著者が、森と文明との関係を古今東西幅広く考察した本である。危機に直面しヴィジョンが不鮮明になった時、日本人に活力を与え元気を取り戻させた森の文化、森の神々の思想について、世界史的視野で考えようとしている。