さらに読みたい一ツ星本にようこそ!
ここではさらに読んで欲しい本を簡単に紹介します。 まずは概要をつかんで、自分の読みたい本を絞り込んで下さい。
新石器時代から現代までの中国史を、エコロジカル・ヒストリー(生態環境史)の側面から見直している。中国のトラがどのようにして追いつめられていったのか。ヒトにとって開発の歴史でも、トラの立場からいえば生息地の環境破壊の歴史である、と分析する。
『ピラミッドは語る』−王の墓・黄金・盗掘−
最大のピラミッドであるクフ王のものは、巨大な石材が高さ146メートルにまで積み上げられ、しかも5000年余りの間、崩れることもなくその形を保ち続けている。底辺は正確に東西南北を向き、内部に通じる下降通路の延長線上には正確に北極性が位置する。だれがなんのためにどうやってこのような巨大な建造物を作ったのか? ミイラはどうやって保存したのか? まだまだ謎の多いピラミッドについて、何度も発掘調査した著者が、その秘密に迫る。
生きる苦しみから悟りを開き教えを説くにいたったブッダの生涯をたどり、仏教の教義を分かりやすく解説している。仏教史の基礎知識が確認できるとともに、古代インドの社会情勢や歴史が分かる。
『ローマ人への20の質問』
「ローマは一日にして成らず」の格言を生んだ古代ローマが西欧各国の「歴史の手本」とされたのは、その一千年が危機と克服の連続であったからであろう(カバー紹介文より)。本書には、古代ローマの人々の営みにみられる様々な工夫・知恵が紹介され、いずれも、歴史学習を現代に生かすことのできるような内容となっている。
『戦争と資本主義』
ドイツ歴史学会の巨匠、ゾンバルトが豊富な資料に基づいて、近代的軍隊(常備軍・国家の軍隊)の誕生から18世紀末までの間、戦争がいかに資本主義的発展を促進してきたか、を数量的に実証している。第一次世界大戦勃発の直前に出版されているので、少し古めかしい印象を受けるが、戦争と資本主義の関係について、その現代的な意義を読みとることができる。
『歴史を変えた種』−人間の歴史を創った5つの植物−
多くの植物を研究した著者が、世界史に最も大きな影響を与えた植物として、キニーネ・サトウキビ・茶・綿花・ジャガイモの5つを選び出している。それぞれについて70〜80頁をさき、歴史との関連を重視しながら専門的な考察をしている。
『フランス革命 歴史における劇薬』−歴史における劇薬−
「自由・平等・友愛」を合言葉に、近代史に最大の劇的転換をもたらしたフランス革命。この事件は人間精神の偉大な達成である一方で、数知れぬ尊い命を断頭台へと葬った暗い影をもつ。なぜ革命はかくも多大な犠牲を必要としたのか。時代を生きた人々の苦悩と悲惨の歩みをたどりつつ、その歴史的な意味を考える。(カバー紹介文より)
日本の歴史は伝統的に「日本史」「東洋史」「西洋史」の3つが縦割に並べられることが多いのに対し、本書は「日本史」と「東洋史」「西洋史」の連関をさぐり、さらに海洋史観という地球的視野から文明の興亡を展望する歴史の見方を使って、日本文明の世界史的位置について考察している。
『世界の国旗』−国旗と紋章のデザインに見る民族の意志−
シンガポール、パキスタン、トルコ、チュニジア、モーリタニアなどの国旗を並べてみると、みな「月と星」のマークがあることに気づく。砂漠で生まれたイスラム教の世界で神聖視されたのが、この「月と星」なのである。各国の国旗に込められた意味から意外な歴史学習が展開できる。
『大英帝国の<死の商人>』
「武器輸出」は冷戦後の今もなお世界で盛んに展開され、現代の課題となっている。その構造と歴史的起源を、第二次世界大戦前に最大の武器輸出国であったイギリスに着目し追究している。イギリスにおける「死の商人」(武器製造業者・軍需産業)の実態と武器輸出の動向が分かる。
『世界自動車産業の興亡』
自動車産業はリーディング・インダストリーとよばれる。20世紀に入り、先進工業国は自動車工業をおこすことによって工業を大きく発展させた。自動車を制する国が世界を制覇する時代ともいわれる。フォードシステム、商品差別化、ジャストインタイム方式など、「史上最も複雑な商品」といわれる自動車の覇権をめぐる熾烈な争いと世界の自動車産業の興亡をまとめている。
『太平洋戦争の起源』
日本が1945年までの戦争で最も長く戦った相手国が、アメリカではなく中国だ、ということは従来よく指摘されてきた。しかし、日本と中国との戦争を世界史的視野でとらえ、後の日米戦争との関わりを国際関係から説明したものは少ない。本書は、なぜ中国との戦争がアメリカとの戦争に拡大してしまったのか、について、日中戦争をめぐる国際情勢に着目して分析した研究書である。
近代に入ってわずかな間に、平和な鎖国主義から軍事大国主義へ急転換した日本の歴史が、4世紀にわたる西洋世界の歴史の縮図であることを、史実を示しながら指摘している。著者が日本人ではなく、アメリカの政府近辺に身を置いていた一人のアメリカ女性であることに注目したい。
『アフリカ史の意味』
とかく「歴史なき暗黒大陸アフリカ」と思われるような誤解や偏見を乗り越え、アフリカ史を学習することの意義を根本的に問い直している。アフリカ史を簡潔に概説しつつ、アフリカ史研究の経過と課題、および今後の展望を概観している。
『地図の歴史』−世界篇−
現代の常識からすれば、奇怪な形の古地図には、しかしこの地球を知りつくしたいという、人間のしたたかな意志が秘められている。さまざまな世界観を示す地図の歴史は、さながら人類の地球征服の絵巻である。本書は、未開民族からメルカトルをへて現代にいたる地図の変遷を、つづった快著である。(カバー紹介文より)
『緑の世界史』
特に有名な英雄や政治家に焦点を当てたりするのでなく、環境という視点から自然と人間の世界史を描いている。環境問題を単に自然環境だけの問題としてではなく、資源やエネルギーの利用、貧富の差、民族問題、世界観など社会的な問題も視野に入れて考察したものである。
『広告の世界史』
広告会社に勤めていた著者が、7年間にわたって毎月「日経広告研究所報」に掲載してきた古今東西の「広告の歴史に関する記事や資料」を、古代から近代まで時代順に編成したもの。具体性があり、幅が広くどのページから読んでも十分楽しめる歴史読み物となっている。
『技術と文明の歴史』
「飢えや病いなどから人類を解放し、文明の向上を支えてきた数々の技術。しかし新技術は一面で新たな苦難という暗影を生み出した。…ボタン一つで自動的に大量殺人を行う兵器という怪物が存在する。…技術をそのようなことへふり向けないための人類の叡智とは何だろうか。」(カバー紹介文より) 技術と人間の関わりの歴史を簡潔に概観するのに適している。