「09章 進 化」カテゴリーアーカイブ

なぜなぜ生物学

9784807907458日本分子生物学会編
東京化学同人

2010年発行

「遺伝子とパソコンソフトはどこが違うのか?」「どうして心臓は左にあるの?」「クジラはどこから来たの?」などの素朴かつ本質的な疑問に,研究者が丁寧に答えてくれる一冊。

おもに家族内の会話という設定でつづられており,身近な話題を通して明快に答えが出されていく。

 

植物の生存戦略

9784022599216
「植物の軸と情報」特定領域研究班編
朝日新聞社(朝日選書)

2007年発行

動かないという生存戦略で多種多様な植物が地球上に繁栄している。発生,花芽形成,生殖,共生,進化,ホルモンなど,さまざまな視点から10名の研究者が植物に迫る。

花芽形成を起こすフロリゲンの研究,トレニアを使った重複受精の研究など,最新の話題も掲載されている。

進化しすぎた脳

9784255002736池谷裕二著
朝日出版社

2004年発行

副題は,”中高生と語る[大脳生理学]の最前線”。脳の研究者である著者と中高生の,脳をテーマにした対話を本にしたもの。「ネズミを操る実験」「脳の損傷により性格が変わった人」,脳のしくみに関わる一見不思議な実験・現象を元に,記憶のしくみや心・意識の正体について語られていく。

ネコの毛並み

9784785386337野澤謙著
裳華房(ポピュラー・サイエンス)
1996年発行

猫の毛色や尾の形は遺伝で決まる。そして,これらは一目見ればすぐにわかる。本書は,日本中・世界中の猫を観察し,その毛色・尾の形から猫の遺伝子型を推測し,遺伝子頻度の地域性を分析したものである。家畜である猫の分布は,猫を連れる人間に大きな影響を受けている。

生き物をめぐる4つの「なぜ」

978408720168X長谷川眞理子著
集英社(集英社新書)
2002年発行

動物行動学の祖であるティンバーゲンは,動物の行動の理解には4つの「なぜ」の解明が必要だと説く。

本書では,「性の存在」「光る動物」「人間の道徳性」などについて,4つの「なぜ」を解明していく。「こうなっている」という事実の暗記ではなく,「なぜ」に迫ると,生物はおもしろくなる。

ダーウィンの足跡を訪ねて

9784087203554長谷川眞理子著
集英社(集英社新書)
2006年発行

ダーウィンはそれぞれの島に適応したさまざまなフィンチから,進化の考えをもつようになった言われている。でも,それは違うらしい。ダーウィンの研究の背景がさまざまな視点から紹介されている。

実際に著者自身が出かけて撮影した美しい写真も臨場感を加える。語られるダーウィンにかかわる興味深い話題も豊富。

 

人体 失敗の進化史

9784334033583遠藤秀紀著
光文社(光文社新書)
2006年発行

動物の形態を調べることから,進化の過程や進化のしくみなどを解明する。動物のからだのつくりに細かく分け入り,それらを比較しながら,その由来や形状の意味を探る。

進化は大変長い時間をかけたできごとである。しかし,わたしたちも進化を経ており,またその過程にある。進化は大変身近なものでもある。

進化生物学への道

9784000269896長谷川眞理子著
岩波書店
2006年発行

進化学者になるまでには,さまざまな本や恩師との出会いがあった。そのような著者自身の経験を語りながら,進化学の本質にも触れる。また,動物の行動や進化に関する本の紹介にもなっている。

「四枚カード問題」と「互恵的利他行動」,「数学的能力の進化的基盤」など,進化学の興味深い内容をわかりやすく解説している。

ヒトゲノムマップ

9784876988358加納圭著
京都大学学術出版会(学術選書)
2008年発行

よく設計図やレシピに喩えられるゲノムとは? 2003年にヒトのDNA塩基配列がすべて判明し、どの染色体のどこにどんな遺伝情報が載っているかが、かなりわかってきた。それを図にまとめたものが「ヒトゲノムマップ」である。ゲノム科学の基礎を解説し、ゲノムマップの読み方を詳しく紹介する。「一家に1枚ヒトゲノムマップ」付き。