「読書案内」カテゴリーアーカイブ

遺伝子が明かす脳と心のからくり

9784897068824石浦章一著
羊土社

2004年発行

遺伝子はアミノ酸を指定しているだけではない?私たちの行動は、遺伝子に支配されている!?そんな新たな視点を与えてくれるのがこの本。「不安解消に効く遺伝子」,「記憶力を高める遺伝子」,「遺伝子が操る行動」など,興味深い話題が満載。また講義録の形式をとっており,大学の講義風景を垣間見ることができる。

 

植物の生存戦略

9784022599216
「植物の軸と情報」特定領域研究班編
朝日新聞社(朝日選書)

2007年発行

動かないという生存戦略で多種多様な植物が地球上に繁栄している。発生,花芽形成,生殖,共生,進化,ホルモンなど,さまざまな視点から10名の研究者が植物に迫る。

花芽形成を起こすフロリゲンの研究,トレニアを使った重複受精の研究など,最新の話題も掲載されている。

生き物をめぐる4つの「なぜ」

978408720168X長谷川眞理子著
集英社(集英社新書)
2002年発行

動物行動学の祖であるティンバーゲンは,動物の行動の理解には4つの「なぜ」の解明が必要だと説く。

本書では,「性の存在」「光る動物」「人間の道徳性」などについて,4つの「なぜ」を解明していく。「こうなっている」という事実の暗記ではなく,「なぜ」に迫ると,生物はおもしろくなる。

進化生物学への道

9784000269896長谷川眞理子著
岩波書店
2006年発行

進化学者になるまでには,さまざまな本や恩師との出会いがあった。そのような著者自身の経験を語りながら,進化学の本質にも触れる。また,動物の行動や進化に関する本の紹介にもなっている。

「四枚カード問題」と「互恵的利他行動」,「数学的能力の進化的基盤」など,進化学の興味深い内容をわかりやすく解説している。

筋肉はなぜ動く

9784005003839丸山工作著
岩波書店(岩波ジュニア新書)
2001年発行

筋肉はなぜ動くか。ATPによる筋収縮の実験や滑り説から近年の分子の動きの研究に至るまでを,研究の歴史の中のエピソードとともに紹介。この分野で大きな業績をあげた著者の文章で,研究の現場の雰囲気が伝わってくる。

研究テーマの探し方,研究結果がどのように広められるかが書かれた,第6章「科学研究とは」では,研究者の世界を少しだけのぞくことができる。